こんにちは。山梨住まいのFP相談室代表の家苗です。
1960年生まれの長野県出身。山梨での生活は既に35年以上になります。
山羊座のO型、現在は妻と二人暮らしです。
趣味は登山。山梨の100名山に挑戦中ですが、年に一山登山がやっとのところ、
いつかは槍ヶ岳登頂を目標にしていますが、今は山と同じ雲の上です。
最近は少し高めの血糖値も気になり始め、週一回のテニスと週二回のジム通いで、長く仕事が続けられるよう体力アップと肉体改造をしています。
第三者立場のファイナンシャルプランナーです
多くの方が家づくりをはじめようと考え始めた時、
・自分は住宅ローンを借りられるのか?
・いくらまでなら大丈夫なのか?
・家を建てた後の将来も住宅ローンの返済ができるのか?
まずそんな悩みに直面します。
私はそんな悩みに対して、『住宅の売り手ではない第三者立場』からアドバイスをしているファイナンシャルプランナーです。
家を売る為にアドバイスをする訳でもありませんし、保険を売る為にアドバイスをする訳でもありません。なので、家を買うのが難しいと判断した場合には正直にそのことをお話しすることができます。
このページでは、私がなぜ第三者のファイナンシャルプランナーとしてこの活動を行なっているのか?ということを詳しくお話ししていこうと思います。
住宅FPになるきっかけになったのは住宅会社への転職
25歳の時にご縁があって山梨に住むことになりました。
当時の仕事は今とは全く畑違いの仕事で、結婚式場で人と人を結ぶ仕事をしていました。
人のご縁を強く感じるようになったのはこの頃ですね。
そのご縁の導きで会社の先輩から住宅業界に誘われたのが、この仕事に就くきっかけとなりました。
住宅業界での仕事は経験も資格もないので、現場ではなく営業です。
最初は誰でもそうですが、何も知らないといっていいような素人が住宅営業をするわけですから必死に勉強しました。
建築の法律、売るべき家の特徴、土地、住宅ローン、様々な家に関することを身に付けることで家を売ることができるようになりました。
そうなると仕事に欲が出てきます。もっと専門的な知識を身に付けてお客さんの信頼を得られるよう、この時建築士の資格や宅建士の資格を取ることにしました。
資格と共に知識と経験を重ねていくと、「自宅も自分の手で新築したい!」と強く思うようになり、当時住んでいた家を売却し、新たに土地を買い、自ら設計して、家を建ててしまいました。
思い返すとこの時は、これから先も何とかなるだろうという思いと勢いだけでした。
勤めていた住宅会社の倒産と自宅の売却
しかし、自分の手では何ともならない現実が起きてしまいます。
42歳、厄年の秋のことです。
勤めていた会社はかなり業績を伸ばしていましたが、しっかりした資金管理が出来ていなかったことが原因となり、10棟以上の契約があるにも関わらず倒産という最悪の状況を迎えました。
どれだけどんぶり勘定の会社だったのでしょう!
当時、私は自分のことを自虐的に“ミスターヘレンケラー”と呼んでいました。
契約をいただいているお客様の家の完成のため新たな借り入れを行い、
会社の保証人を一部引き受けていたため取引銀行から個人の口座を凍結され、
自分の家の住宅ローンの支払いも出来なくなり自宅を売却するという、
まさに三重苦の状態でした。
それでも多くの人の手助けをいただきながら全ての家の引き渡しをすることができました。
人生はどんなことが起こるか分かりません。まさか自分自身にこんなドラマのようなことが起こるとは夢にも思いませんでした。
今思えば、会社も家庭も壊してしまうのは「計画性のないお金の使い方」で、助けてくれたのは人の暖かな心と手助けでした。
この苦しい出来事が私自身を大きく変えてくれました。
高性能の良い家だけでは本当の幸せはなかった
43歳の春、マイナススタートで始めた会社も少しずつ山梨の皆様にも知られ始めるようになりました。
当時はとにかく高性能な住宅を建てたいという思いで、住宅の輸入部材を扱う業者さんと住宅先進国スウェーデンの住宅に取り組むこととなりました。
スウェーデンへ何度も足を運び、住宅会社と提携をして家を直輸入することができるようになりました。
直輸入の家に合わせ、スウェーデンの家から学んだ家は圧倒的に高性能な家で、住んでいただいた方からは本当に満足をいただいていました。
しかし、高性能住宅は必ずお客様を幸せにするという思いでしたが、それは押し付けの営業活動でもあったような気がします。
高性能の家を作れば、コストもかさみます。資金的に無理をさせてしまったお客様もいたかも知れません。
自分が思いの詰まった家を勧めることだけでは、お客様は幸せになれないのではないか、人それぞれの人生も当然違うけど、お金に関する考え方も違うのではないか、と思うようになりました。
その経験から、ただ高性能の家を提供するのではなく、良い家を建てることと、建てた後も将来の家計に不安が残らない状態を実現することが大事だと考えるようになったのです。
そこで、私自身の失敗も踏まえて、将来にわたる生活をお金の面からも見通したアドバイスが絶対に必要だと感じ、ファイナンシャルプランナーの資格を取り知識の研鑽に努めました。
その結果、住宅購入に関するお金の知識が身についたのですが、その一方で葛藤もありました。
私はこの時、住宅会社で家を売る仕事、造る仕事をしているため、
「今、家を買わない方が良い」とか
「違う選択方法がある」というアドバイスはできませんでした。
良い家だからこそ何とか建てていただきたい・・・。
でも、このまま借り入れをしたら将来厳しい時期も予測される・・・。
お客様の状況をヒアリングしてこういった事が見えていても、結局は建築の仕事をしている以上会社優先になってしまうのが現実でした・・・。
そんな中、大きな転機となる出来事が起こります。
50代に入って始めた新しい仕事
53歳の時、結婚式場時代の大先輩から「経営している不動産会社を継いでみないか」という誘いをいただいたのです。
この時は本当に人のご縁を感じましたね。
不動産業も私にとっては新しい仕事でしたが、何よりこの時FPの知識を使ってお客さんのお役に立てるという可能性を感じ、前の住宅会社で定年の準備を始める年齢だったのに、住宅専門のファイナンシャルプランナーとして新しい仕事を始めることとなりました。
第三者立場の住宅購入相談をスタート
引き継がせて頂いた不動産会社は、賃貸物件の管理を中心に不動産売買などを事業として行っていたのですが、私が引き継いだあとはその事業に加えて、『これから家を建てようと考えている方に対して、第三者の立場から将来の家計を見据えたうえで安心して良い家を建てるためのアドバイス』をスタートさせました。
これは、私が今までずっとやりたいと思っていた仕事です。
不動産会社の収益がある為、私は無理に家を売ったり、無理な住宅ローンを組ませる必要はありません。
そうではなくて、本当にお客様の利益を考えたアドバイスを行うことができます。
こういった立場の住宅の専門家は山梨には私の知る限りいません。
実際に私が住宅営業の立場を経験した上で、『このような専門家がいれば一番良いのに』と考えていた立場で仕事をすることができているので、とても大きな充実感を感じています。
「ここへ来るとホッとする」を目指して
多くのお客さんは何らかの不安を抱えながら来店されます。場合によっては何度もご相談に来られ、その度に「ここへ来るとホッとする」と安心した表情で帰られていきます。
恐らくですが、私が第三者の立場から何かを得ることはせずにお客様のことを第一に考えたアドバイスをすることができているのがその理由だと思います。
第三者の立場のファイナンシャルプランナーとしてあなたの将来の家計に始まり、家づくりに対する希望と不安を一緒に考え解決していきます。
私は、建築の営業と設計に長く携わってきた為、土地の選び方、良い家の選び方や間取りの決め方について適切なアドバイスができます。その選び方や決め方で数百万円単位の予算を削減することも可能です。
予算が合わないから建てたい家を諦めるのではありません。
様々な工夫をすることで、あなたの建てたい家を建てる為の方法を全力でお伝えします。
あなただけで家づくりの不安に悩まないで、ぜひお気軽にご相談してみてください。
ここに来てホッとしてくださいね。